新米情報

 久々のおやじ便りとなりました。毎月載せるつもりでいたのですが、なんだかんだと忙しいのと、体力・気力の衰えのせいか、仲々書けませんでした。

 今夏の異常な気象はこちらも例外ではなく、越して来て14回目の夏ですが、こんな暑さは初めてでした。6月末頃〜8月一杯、30度どころか35度を越す日が何日かありました。来られるお客さんも「バイクに乗っていても暑すぎて楽しくない」と仰る方が何人もいました。米や野菜を作っている者にとってはうらめしい天候で、特にトマトの出来が良くなく—下手くそな私共だけではなく—御近所の人達も苦労をしている様でした。

 

 こんな天候ですが、今のところ米はなんとか順調に育っており、高温のせいかいつもより早い様な気もします。早生種のモチ米・秋田小町は9月の22、23日頃には稲刈りが出来そうで、天候さえ良ければですが、2週間程天日干しした後、10月6、7日頃には新米をお出し出来るかもしれません。コシヒカリは9月末頃に稲刈りをする予定で、これ又天候次第ですが、10月中頃には新米をお出し出来そうです。

 

 次はチーズ好きの人にお薦めの酒のつまみ

 私は長年晩酌にはウィスキーを頂いているのですが、つまみにはチーズ類が好きで、何種類かのチーズだけをトッピングしたピザは好物です。最近のマイブームなチーズ・サンドを紹介します

 10枚切りの食パンを2枚、オープントースターに入れ、温まったら取り出しバター(マーガリン)を塗り、スライスチーズ(チェダーと普通の)を乗せ、ベビチーズ(ブラックペッパー)を8等分し、2ヶづつ角に乗せ、再びトースターに入れます。少し温めた後二枚を重ね焦げ目をつけます。出来たら、4等分し、それを食します。これはチーズ好きにはこたえられない旨さで、特にブラックペッパーがそれこそ良い味を出しています。ブラックペッパーのベビチーズがない時は他のベビチーズを使い、ブラックペッパーをパンの上にふりかけます。カマンベールチーズをちりばめても旨いです、なにせ3種類以上のチーズをはさみたいです。

 

 チーズ類の他にも果物をつまむのが好きです。特にイチゴとかブドウがウィスキーには合う気がします。今年の6月には自分達で作っているイチゴが毎日そこそこ収穫出来、毎晩2、30粒程つまみにしました。1ヵ月程続きましたが、気のせいかその時期は肌のツヤが良くなったような気がしました。8月に入って少し収穫のあったメロンもしばらくつまみにしました。今スイカが余り気味なのですが、スイカとウィスキーはあまり相性が良いとは云えない様です。これからの楽しみは去年あたりから実が成り出したブドウ(巨峰)で、来週あたりからつまめそうです。

 

 粒麗荘サイトの“お知らせ”でもお伝えしておりますが、 9月から宿泊費を500円値上げさせて頂きます。これは食材費の高騰もありますが、寝具類や作務衣等の備品購入の貯蓄にあてる事になります。現状の食事の提供や寝具類の補充戸等々のサービスを維持する為に決めさせて頂きました。

 

 先週一番若い猫の“ピッツァ”が蛇に顔を咬まれました。すぐに病院に連れて行き処置をしてもらったので、咬まれた所が腫れた程度で済みました。最初見た時はタヌキかハクビシンから受けた怪我かと思ったのですが、病院で蛇だと言われました—何蛇か分らない—蛇に咬まれるとすぐに腫れだすそうで、怪我との異いが分るそうです。一番年寄りの“ウララ”も若い頃マムシに脚を咬まれた事があり、一日いなくなった為病院に連れて行くのが遅くなり、少し大変な事もありました—マムシは壊死毒—咬まれた所が腫れた後出血をし、しばらく毛が抜けたままでした。

 若い頃、沖縄の西表島で、私が海岸で捕まえたハブをその当時島に住んでいた友人が自分の庭でいたぶったいた所指先を咬まれました—ハブは神経毒—。診療所では大した治療はなく—注射もしなかった—、友人は一晩中唸って転げ回っていましたが、朝になりケロッとしていました、しかし腕はポパイの腕になっていました。おまけにその日の夕方、彼は訳あってドーベルマンに足を噛まれました。全くの阿呆です。友人の名はダニエルと云いカナダ人です。独自の正義感を持つ彼は、今生きていれば、海外の紛争地帯の何処かで大酒を喰い阿呆な事でもしながら生活をしているだろうと思われます。

 

2018年8月末 粒麗荘・おやじ