復活

 何年振りかで“おやじ便り”を復活する事にしました。いやになって止めていた訳ではなく、私はパソコンやスマートフォンなどのデジタル物が苦手なので、レポート用紙に書いた文章を息子にHPに掲載して貰っていたのですが、その息子の元々忙しい仕事(介護福祉士)がさらに忙しくなり、おやじの駄文などに構ってられなくなったので止めました。
 この春で、12年間やってきた地元の保育園バスの朝、夕の添乗員の仕事もなんとか終了させて貰い、多少の時間の余裕も出来そうで、苦手なパソコンを教わりながらチョコット構ってみようかと−自分で文章を載せる程度−思い、“おやじ便り”を再開する事にしました。
 その昔、ワープロが出だした頃、定価の半値で買い、3日3晩酒を飲みながらやりまくり、4日目にはさらに上の機種が欲しくなり、字の下手くそな弟を騙して買った値段で下取りさせようと思い、「ミミズののったくった様な字の請求書じゃあ誰も金を払う気にならんぞ、定価の半値で売ってやる」と誘ったのですが、何故か怪しまれ上手くいきませんでした。と、まぁその様に若い頃はデジタル物にも多少は付き合ったのですが、年を取り憧れの田舎暮らしをやり出したら、軽トラだ、田植機だ、ほら草刈り機だ、やれチェンソーだと、様々な機械や道具を使う羽目となり、どんどんデジタルとは縁遠くなり、とうとう完全なアナログおやじとなりました。

 今年は特に忙しかったゴールデンウィークでしたが、天気もまぁ良かったので殆どキャンセルも無く、連泊のお客さんも多く、なんだかんだと延べ75人程の宿泊がありました。ありがとうございました。
 今月は東京に行く用もあったり、年間の二大イベント(米作りと薪)の田植えも行う予定で、その準備で忙しくなりそうです。
 薪の方は3月末の雪が残っている時に、近所に住む一回り年上の師匠(米作りと薪)と供に山に入り、抱えきれない太さのブナとナラの木を4本切り倒し、40cm程の長さに切り庭に積み上げており、他にも移住仲間と供に廃業するリンゴ農家の木も切りに行き庭に積んであります。来月あたりからそれらの木を割って薪にします。去年は薪が足りず2万円程買いましたが、今度の冬は充分過ぎる程の量となりそうで、まるで貯金が増えた−本当の貯金には縁がないが−かの様で嬉しいです。

 五匹に増えた猫達ですが、約一匹を除いてそこそこ仲良くやっております。生まれて約1年経った新参オス猫の“ピッツァ”は、体は12才のオス猫“タロサ”と同じ位になり、体はデカいけれどまだまだ子供で、相手構わず体当たりをしたりとチョッカイを出しており、最初の頃は怒っていた先輩猫達も、約一匹を除いて、最近は「あー、またかぁ、ころやろめぇー」と云う感じで諦めている様子です。
 その約一匹ですが、1年半前に東京から越して来た次男がマンションで部屋飼いをしていた“ハク”と云う名の13才のオス猫で、突然の環境の変化に戸惑い、本人も他人も色々と大変でしたが、まだまだ人(猫)見知りはしますが、外で遊んだり、自分専用以外の餌を食べたり、部屋のあちこちにマーキングの小便をかけたりと、そこそこに慣れてきたようです・・・でもヤツの小便は臭い。

P.S.
 復活と云えば、連休前に“粒麗荘Tシャツ”も3年振りにリニューアルし復活しました。“おやじ便り”はリニューアルの仕様がないので前のままですが・・・。Tシャツは今のところ16着売れています。

 

※粒麗荘サイトで2018年5月9日に公開したものです。